こんにちは。東小橋薬局です。
最近、お薬のメーカー特にジェネリック医薬品の度重なるメーカー変更や、先発品への変更をお願いすることを本当に申し訳なく、お詫び申し上げます。
相次ぐ製造元の業務停止、自主回収、出荷調整により、供給が間に合わず、お薬の入手困難が続きます。
東小橋薬局をご利用いただきます患者様には有効性、安全性に問題のないお薬を提供できるよう努力をいたしますことをおやくそくいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが今後ともご愛好いただきますようお願いいたします。
今月はあらためて、お薬の一般名と商品名についてご説明いたします。
処方薬の「一般名」と「商品名」の違い
皆様が薬局からお薬をもらうときに、お薬の名前が処方箋に記載している名前とは違うなあ?と疑問に思われたことがあると思います。
処方薬は、その「主たる成分」に対して賦形剤(主薬の量が少ない場合に一定の大きさや濃度にするなどの目的で添加されるもの)や、吸収促進剤(体内への吸収率が低いため、効率よく吸収させるもの)などを加えて、「製剤」として販売されます。
この「主たる成分」が「一般名」であり、「製剤」の名称が「商品名」となります。
例えば「絆創膏」、「食品用ラッピングフィルム」は一般名で、「バンドエイド」、「サランラップ」は商品名ですね。
ジェネリック医薬品では?
このような一般名と商品名の関係をご理解いただけたと思います。
以前は、ジェネリック医薬品にも固有の「商品名」が存在していました。
ところが近年、ジェネリック医薬品の商品名に対して「一般名+薬品メーカー名」とするルールができました。
例えば、ロキソプロフェンNa「EMEC」や、レバミピド「オーツカ」です。
AGって?
AG(オーソライズドジェネリック)とは、新薬メーカーから許諾を得て製造した、原薬、添加物および製法等が新薬(先発医薬品)と同一のジェネリック医薬品や、特許使用の許可を得て、販売できるジェネリック医薬品です。
すべてのジェネリック医薬品にオーソライズド・ジェネリックがあるわけではありません。
ジェネリック医薬品の数量シェアを80%以上に高めようという政府の目標に向け、使用割合は急速に高まってきています。
その一方で、ジェネリック医薬品に対し、依然、不安感をお持ちの患者さんや医療関係者のみなさまがいるという現実もあります。
AGは、ジェネリック医薬品を希望するすべての患者さんが安心して受け入れることを可能とする、ジェネリック医薬品80%時代への新たな選択肢といえます。
また、AG品は、その他のジェネリック医薬品の発売よりも遅れて発売することがよくあります。
今お使いのメーカーが突然変更になってご不安に思われることがあると思いますが、AG品に変わりましたとご説明いたしますので、安心して服用していただければ幸いです。